日本の歴史学者、朝鮮人136人が犠牲になった長生炭鉱惨事の「朝鮮人資料集」出版
「(長生炭鉱)事故に関する生死照会の件。朝鮮のキム・テジュン」
日本の歴史研究者の長澤秀さん(75)は19日、東京の自宅で、いまにも壊れてしまいそうなほど古い84年前の「昭和17年(1942年)来信簿」を慎重にめくった。その年の2月3日、山口県の長生海底炭鉱で起きた水没事故で、強制労働で苦しめられていた朝鮮人と日本人、あわせて180人あまりが死亡した。この来信簿には、故国の遺族が家族の生死だけでも知ろうとして炭鉱側に送った手紙の目録が残されている。長澤さんは「当時の文書から、急報を受けた朝鮮人家族が問い合わせの手紙を送った目録などを確認でき、手紙の原文は残されていないが、家族の生死を案じる切実な思いが伝わってきて、心が痛む」と述べた。