「指ではなく、その先にある月を見よ」【寄稿】
先月6日、韓国統一部のチョン・ドンヨン長官は国会外交統一委員会で次のような発言をした。「(北朝鮮の核が)現在進行形だと申し上げた理由は、ここにある(国際原子力機関の)グロッシ事務局長の報告の中で、現在、寧辺(ヨンビョン)と亀城(クソン)・降仙(カンソン)にあるウラン(HEU)濃縮施設について、イランは今回の米国の爆撃で破壊されたものが60%の濃縮ウランであるのに対し、現在の北朝鮮の濃縮ウランは90%の兵器級ウランだからです。ところが、この施設をいま寧辺にさらに一カ所増設している、というのが(グロッシ)事務局長の報告でした」。発言の要旨は、北朝鮮の核能力が急激に増強しているため、対話と交渉の局面への早急な転換が必要だということだった。